ARを体験するためには、デバイスが必要です。主なデバイスを紹介します。
現在、ARを手軽に体験できるデバイスとして、iOSとAndroid OSのスマートフォン・タブレットが主流となっている。
数年前にAppleがARKit、GoogleがARCoreのARフレームワークを出したことでARアプリが急激に伸びを見せた。
最近ではアプリダウンロード不要なWebARサービスが続々とリリースされている。
COCOARサービスはスマートフォンを利用してのAR体験となる。
Googleが開発しているモバイルOSを搭載した「Androidスマートフォン」。
日本では、Androidのスマートフォンと言えば、SonyのXperiaシリーズをはじめ、SHARPのAQUOSシリーズ、サムスンのGalaxyシリーズ、Googleが展開してるPixel(ピクセル)シリーズなどがある。
Apple(アップル社)が開発したOS「iOS」が搭載されている「iPhone」「iPad」。
日本ではAndroidに並ぶ高いシェアを誇っている。
スマートグラスはメガネに似ているウェアラブルデバイス。
視界(メガネ型レンズ)の一部に情報を表示させる。
カメラやセンサーを利用したスマートグラス単体での空間の認識はできない。
GoogleグラスやEPSON MOVERIOなどのデバイスがある。
Googleが開発している「Google Glass」の第2世代目として「Glass Enterprise Edition 2」がリリース。
デジタル情報がメガネのレンズ上にされる仕組みで、工場や現場で仕事を行う上で必要なマニュアルやツールにハンズフリーでアクセスできる。
仕事をアシストするための端末として設計。
サン電子株式会社が開発した現場作業での使用に特化したスマートグラス。
作業マニュアルを表示しながら現場スタッフとオペレーションが会話できるなど業務改善に役立つアプリの配信をはじめ、導入企業の製品と連携できるようにアプリ開発キットも提供しており、様々な領域でビジネス課題の解決に貢献している。
EPSON(エプソン)が発売しているスマートグラス「モベリオ」シリーズ。
映画やテレビ番組、ライブ映像がレンズに表示されるため大画面で見ることができたり、ドローンでの撮影時にモベリオで映像をリアルタイムでチェックできたりと個人が楽しむために利用できる。
また、ビジネスではサブモニターとしての利用や、産業分野では工場や現場の業務効率化に貢献。
カナダの企業Northが開発した「Focals」は普通の眼鏡とほぼ同じ見た目で、普段使いを想定したスマートグラス。
網膜に直接映像を映し出す網膜投影方式のため、視力矯正なしできれいな映像を見ることができる。操作は指輪状コントローラー「Loop」で行い、天気予報やスマートフォンのメールの確認など日常生活をアシストする機能が搭載されている。
スマートグラスの上位版ウェアラブルデバイス。
デバイスに付属するカメラやセンサーが現実世界をスキャンすることでデバイス単体で空間を認識できる。
それにより、空間の状況に合わせてAROを表示できる。
HoloLens2やnreal lightなどのデバイスがある。
マイクロソフト社が開発した最新MRデバイスでヘッドマウントディスプレイ(HMD)型。
レンズに3Dモデルなどのホログラムを投影するだけでなく、仮想空間上のスイッチやパネルを操作することが出来たりハンドトラッキングをはじめアイトラッキングや虹彩認証も対応しているとのこと。
建築業界や医療業界での活用に有効。
アメリカのマジックリープ社が開発したMRデバイス。ディスプレイとなるヘッドセットをかけ、プロセッサとバッテリーを内蔵した本体をポケットに入れてMRを体験する。専用のコントローラーを用いた操作以外にも、ハンドトラッキング、アイトラッキング、音声認識と、さまざまな方法で操作可能で、手の関節まで認識できる高い認識能力が特徴。
ゲーム、映画鑑賞などの娯楽的な利用から、軍事訓練といった実用的な利用まで幅広い活用が想定されている。
中国本社のNreal Ltd.(エンリアル社)が開発・発売したメガネ型MRグラス「nreal light」。
88gという軽量さとサングラスと変わらない見栄えで、高解像度ディスプレ且つ平面認識や画像認識にも対応しており、家にいながら映画館の3D映画を見ているような臨場感を味わうこともできる。
キャノンITソリューションズ株式会社が開発したMRデバイス。
同社の専用ディスプレイやアプリケーションソフトウェア、各種センサーなどを用途に応じてカスタマイズして使用する。 そのため、建築現場で施工後の姿を体験したり、博物館で化石を復元するなど幅広いビジネスシーンでの利用されている。
Category
Tag
セミナー・イベント