八島様:「DIRT SPORTS(ダートスポーツ)」「CUSTOM BURNING(カスタムバーニング)」など、モーターサイクル関連の雑誌を発行する出版社です。現在、月刊誌が5つと、隔月発行の「フリーライドマガジン(frm)」、フリーペーパーの「Begin the Bike(ビギン・ザ・バイク)」といった紙媒体の情報誌を提供しています。
また、紙とWebとの連動にも注力しており、ネットショップ運営やARサービスを使ったコンテンツ配信なども手掛けています。
ARサービスを検討することになったきっかけを教えてください。
八島様:ある地方の新聞社がARを活用した紙面サービスを提供している、という事例を目にしたのがきっかけです。そのサービスは、紙面の画像をスマートフォンで読み取ると動画が再生されるものでした。
例えば、祭りを伝えるニュース写真が新聞に掲載されている。その写真をARアプリを使って読み取ると、スマホのデスクトップで祭りの動画が再生される。山車が街を練り歩き、お囃子(はやし)の音色も聞こえてくる…。
Webと連動したサービスを模索していた当時、「このサービス、うちでも使えるんじゃないか」と思ったんですね。
COCOARをお選びいただいた理由を教えてください。
八島様:実は、COCOARの前に別のARサービスを利用していました。ただ、アプリの起動が安定しなかったりスムーズに再生されないなど、不具合が多かったんですよ。
そこで、ARアプリのユーザーレビューなども参考にしながら、別の提供会社を検討することになりました。
5~6社ほど比較検討したなかで、アプリの性能や管理システムの使いやすさがとても良かったのが『COCOAR』でした。提供しているスターティアラボ(現:クラウドサーカス)さんは、電子ブック(ActiBook)でも高い実績があるのを存じていましたし、営業の方が今後の展開などロードマップを提示してくれるなど、対応力の良さも決め手の一つになりました。
実際に運用してみての感想は、いかがでしょう?
八島様:本当に簡単で使いやすいですね。管理画面など、まるでSNSやブログと同じ感覚でARを制作しているような手軽さがよいと思います。導入時に各誌の編集者を集めて、スターティアラボ(現:クラウドサーカス)さんから管理システムの説明を受けたのですが、一度聞いただけで全員が理解できました。
現在は、各媒体ごとのAR担当者が各々COCOARを活用しています。バイク雑誌ですので、動いているシーンやエンジン音など、紙では伝えきれない情報を動画でわかりやすく紹介するなど、Webと連動したサービスの拡充を図っているところです。
広告でも『COCOAR』を活用されているとのことですが?
八島様:はい。スポンサー様もARへの関心が高く、『COCOAR』を使った広告出稿主向けのサービスも始めました。
例えば、各パーツメーカーを比較する記事広告中にARを搭載。スマホで読み取ると、そのパーツをつけたバイクの走る映像が流れる…といった試みもしています。
こうしたサービスを始めたところ、「うちの商品も動画で紹介してくれよ」と広告を出稿していただくスポンサー様が結構いらっしゃいまして、とても好評なサービスです。
また、広告効果をより高めるために、動画を最後まで見せる工夫もしています。
動画の最後にキーワードを表示させ、それを書いて送るとプレゼントが当たる…など。ゲーム性を取り入れるながら読者に映像を最後まで見ていただけるよう工夫を施すことで、広告商品として売りやすくしています。
COCOARを活用した今後の展望があれば教えてください。
八島様:これからも『COCOAR』を活用して、「紙とWebの融合」の可能性を探っていきたいと考えています。ARは、これから市場に広がっていくサービスでしょうから、いろいろ模索しながら読者に面白いコンテンツを提供していきたいですね。
スターティアラボ(現:クラウドサーカス)さんには、そんなコンテンツのご提案も引き続き期待していますので、よろしくお願いいたします。
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