二方様：当社は秋田県で昭和24 年に『自主』『民主』を問う情報広場としての新聞発行を目的として齋藤憲三によって創業し、近年では時代の流れに合わせて総合印刷を事業ドメインとしてまいりました。
秋田県では現在、県内における企業活動の活性化はもちろん、県外へ秋田県の魅力を発信していくことで企業活動を活性化していこうという流れがあります。そこで、我々も長年販促物の印刷に携わってきたノウハウを活かし、事業ドメインを「総合印刷」から「秋田県の企業の価値向上させる」ことへ変更いたしました。
現在では、紙媒体はもちろん、動画コンテンの作成、AR をはじめとするデジタルツールを駆使しながら、お客様の企業の価値を向上させる活動を支えていきたいと考えております。
お話いただいた二方様
COCOAR（ココアル）の導入を検討することになったきっかけを教えてください。
二方様:もともとは6～7年ほど前に、とある展示会でお名刺交換をしたのが、スターティアラボ（現：クラウドサーカス）を知るきっかけでした。当時は電子ブック作成ソフト「ActiBook」をご紹介いただいていたのですが、当社での活用・ビジネスモデルの具体的なイメージが沸かず、導入には至っておりませんでした。
昨今、印刷業界では紙媒体の減少が危惧されておりますが、当社のある秋田県でも例外ではありません。そこで当社は事業ドメインを「秋田県の企業の価値向上」と再定義し、印刷事業だけではなく、動画制作やHP制作などまで、事業を幅広く展開することになりました。
その中でも、お客様からは動画制作の反響が良く、さらに伸ばしていくために、もともと得意であった紙の印刷の付加価値として提供していけないかと模索していたところ、スターティアラボ（現：クラウドサーカス）の営業の方にCOCOARをご紹介いただいたのが、直接の導入検討のきっかけとなります。
一般社団法人
秋田県仙北建設業協会様ポスター
実際に掲載可能な事例などがありましたら、お聞かせください。
二方様：秋田県仙北建設業協会様の求人啓蒙ポスターやチラシ、パンフレットの受注につなげることができました。
■一般社団法人 秋田県仙北建設業協会様ポスター
秋田県建設部の建設産業担い手確保育成事業の一環として、建設現場の第1線で活躍している地元出身の若手技術者のインタビューを数多く掲載した地域密着型のパンフレットやチラシ、ポスターを作成し、地元の高校や大学、ハローワークなどに配布されています。
ご要望を聞いているなかで、建設業界を理解をしてもらうために本来であれば対象者全員へパンフレットを配布したいが、予算が決まっているために対象者全員分の部数を用意することは難しいと断念されていることがわかりました。
そこでチラシにARを設定し、電子パンフレットや動画を見れるような仕掛けにすることで、コストを予算内に抑えつつ、ユーザーへ届ける情報量を担保することができました。
COCOARを採用した結果や成果はいかがでしたか。
二方様：導入から約2年間で、ソフト代以上の売上を立てることができました。そのなかでも、先程ご紹介した秋田県建設業界の案件に関しては、提案内容を気に入っていただき、またログデータを提出したことも後押ししたのか、次年度もご発注いただくことができました。
単純に発注に繋がっただけではなく、ARを導入・設定したことで、ログデータをもとにロジカルに改善提案を出来るようになったことも良かったですね。
COCOAR（ココアル）を活用した今後の展望があれば教えてください。
海津様： お客様の販促を盛り上げていくためには、デジタルツールの活用が必要不可欠になると思います。また、当社としてもデジタル事業は印刷事業に比べて粗利率が高い傾向にあるため、紙媒体✕デジタルツールの提案ができる社員を増やしていくべく、社内教育に力を入れていきたいですね。
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