萩野様:当社は、技術と豊富なノウハウで、お客様の印刷のお悩みやデザインのお悩みを解決する総合印刷会社です。 もともとは業務用のマニュアル冊子や書籍などの出版物の印刷を中心に事業を展開してきました。
近年では、デジタル技術や様々なメディアが浸透したこともあり、お客様の悩みを解決するために、印刷事業だけではなく、ノベルティの製作・電子ブック・ARなど多岐に渡ってご提案させていただくことが増えてきました。
三立工芸株式会社様
お話していただいた 萩野様
COCOAR(ココアル)の導入を検討することになったきっかけを教えてください。
萩野様:先述したとおり、当社はマニュアル冊子などをはじめ、出版物の印刷を中心に展開してまいりました。そんななかで、マニュアルを多く保有されているお客様にご活用いただけるのではないかと思い、COCOARよりも先に電子ブック作成ソフト「ActiBook」を導入しておりました。
実際には、 ActiBook導入当初は現場レベルではデジタルが浸透しきっていない状況だったため、「冊子の電子化」の導入ハードルが高く、販促関連のパンフレットを電子ブック化することで、主に既存お客さまの満足度を向上させるために活用しておりました。
そんななかCOCOARがリリースされ、スターティアラボ(現:クラウドサーカス)の営業さんにCOCOARを提案されたのが、導入を検討する直接のきっかけです。
ARを導入する際に、他のAR作成サービスを比較検討されたのでしょうか。
また、COCOARをお選びいただいた理由もお聞かせください。
萩野様:特には他のサービスと比較検討はしておりません。
様々な業界のお客様へ幅広く展開してくにあたって、汎用的に企画に組み込むことができるCOCOARは、今までにないおもしろい企画ができそうだと思いました。また、単純に紙媒体と連動できるだけではなく、プッシュ通知機能やログデータ機能があることでマーケティングツールとしても活用できることに魅力を感じました。
最終的には、スターティアラボ(現:クラウドサーカス)の営業担当の方の提案に惹かれたことが大きいかもしれませんね。
当初ARを導入する際に、COCOARへ期待されていたこととは何でしょうか?
萩野様:印刷の仕事を増やすためのフックツールとして期待しておりました。既存のお客様への提案はもちろん、新規のお客さまを獲得するための新規獲得ツールとしても期待しておりました。
少し余談となりますが、当社は印刷事業をメインに展開してまいりましたので、印刷物などのアナログ媒体には精通しておりますが、デジタル分野に関しては特段ノウハウが蓄積されているわけではないです。ですが、アナログとデジタルが融合すれば、さらによいモノづくりができると考えておりましたので、COCOARがその足掛かりになればいいなという期待もあったかもしれません。
JR東日本小さな旅 東京エリア
「ちよだの秋まつり
COCOAR(ココアル)はどのように活用されているのでしょうか。
萩野様:誰でも操作が出来るので使いやすいです。
特にビューワアプリはユーザーがダウンロードして、すぐに使うことができるので、とても簡単に使えていると思います。
もし掲載可能な事例やCOCOAR(ココアル)の活用方法がありましたらお聞かせ願いします。
萩野様:実際の活用方法については、下記のとおりとなります。
■ダルライザー「スマートフォンケース」
福島県白河市のご当地ヒーローを目指す人。キャラクターグッズの1つとして、スマートフォンケースを制作。そのケースにARを設置。
■千代田区観光パンフレット「ちよだの秋まつり」
千代田区観光協会が発行する 「JR東日本小さな旅 東京エリア 『ちよだの秋まつり』 」 のパンフレットにARを活用。紙+αとして、昨年のお祭りの写真をスライドショーにして見せることで、実際のお祭りの雰囲気を感じてもらい来場につなげる。
■美容室パンフレット
ある美容室の採用パンフレットにてARを採用。6~7分のボリュームある動画を設置。動画を見せることで、実際の職場の雰囲気などを伝えることが目的。
■絵本(出版社へのPR用絵本)
海外の塗り絵作家さんが、日本へ展開していく際の出版社へのPR用絵本にARを設定。
様々な企画にてご活用いただき大変嬉しく思います!
実際にARを活用されてみてのご感想はありますでしょうか?
萩野様:特にARの知識がなくともARコンテンツを作成することができました。
実際にCOCOAR2のアプリを使用してみて感じたのは、ダウンロードに時間がかかってしまうコンテンツがあることです。インターネット回線など環境に依存してしまうかとは思いますが、インフラ側でもっとスムーズにコンテンツをダウンロードできるように整えてもらえると嬉しいです。
COCOAR(ココアル)へのご要望があれば教えてください。
萩野様:先述したものと重複しますが、コンテンツのダウンロードに関するインフラを整えてもらいたいです。 もしくは推奨値に近づけるよう自動変換してくれる機能があっても便利かもしれません。
機能面でいえば、トラッキング機能のON・OFFを管理画面上で設定できるようになりたいです。
また機能に関することではないのですが、COCOARの知名度が高くなると、私たちも営業展開がしやすくなると思いますので、ぜひスターティアラボ(現:クラウドサーカス)で「COCOAR2」が有名になるようにPRして欲しいですね。
COCOAR(ココアル)を活用した今後の展望があれば教えてください。
萩野様:引き続き、紙媒体の付加価値として提案していきたいです。
また当社の事業を拡大するために、既存・新規に問わずお客様へ新規取引の提案をすることもあります。その際に「印刷をしませんか?」という切り口より、「ARを試してみませんか?」と提案したほうが、お客様にも興味を持ってもらいやすいと思います。このようにツールを活用してデザインや印刷の仕事を受注する仕組みを、上手く作れたら良いなと考えております。
また、スタンプラリー機能もありますので、お客様の事業を発展させるお手伝いをしていくべく、印刷物・ノベルティ制作などにとどまらず、視野を広く持って提案していきたいですね。
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