藤田様:「日本工学院」は東京・北海道に7カレッジ39学科120の専門分野を設置する総合専門学校です。医療系の学科から声優・演劇学科、IT関連の学科など幅広い学科がございます。この度は、Webデザインやプログラミング、コンテンツ制作を学ぶ「Webクリエイター科」の授業でCOCOARを使いました。
日本工学院八王子専門学校 様
ARサービスを検討することになったきっかけを教えてください。
藤田様:実は3年前までVRを作成する授業を行っておりました。ただ、VRに割ける時間が少なく、高いクオリティの作品とはいかなかったため、VR作成ツールを解約してしまいました。そこでVRに変わる教材を探していたところ、他キャンパスの教員にARを扱ってみてはどうかと提案された次第です。
「COCOAR」をお選びいただいた理由は何でしょうか。
藤田様:「COCOAR」サイトの料金・プランページに教育機関向けの「アカデミックプラン」がありましたし、デモ版でまず2週間無料でお試しできる点が決め手でした。
COCOARを活用していただいた授業を詳しく教えてください。
藤田様:Webデザイン実習の授業で使わせていただきました。多くの学生はゲームなどのデジタル技術に触れているのですが、ビジネスで用いられるようなシステムにはあまり接点がありません。そのため、世の中で使われている様々なデジタルコンテンツやサービスを学べる授業を開講しています。
ARを取り上げる授業は全3回。2~4人の全7グループが、チームごとに学校内で活用できるAR企画の立案からAR作成まで行い、最後の第3回目で企画内容とCOOCARで作成したARをプレゼンテーションしてもらいました。
学生たちからの反響はいかがでしたか?
藤田様:学生ならではの自由な発想力で、なかなか壮大なAR企画が話し合われていていましたよ。とても楽しく授業を受けられたようです。
授業で発表されたAR
▲学校生活を楽しくするARイベント
学校の中を楽しく回るAR宝探しやARスタンプラリーのほか、ARで学校の七不思議を演出する何もないところにデジタルコンテンツを表示させるARを活かした企画です。
▲広い学校で迷わないように案内表示のAR
バス停にバスの待ち時間を表示したり、施設・教室の説明、日時や温度を表示するなど学校生活をサポートするようなARが提案されました。
授業後の学生アンケート※授業に参加した学生にアンケートを実施しました。(有効数17名分)
授業に出席した学生のほとんどがARを取り上げたことにより授業・課題に取り組む意欲が高まり、授業の目的・課題への理解が深まったと感じたようです。 多くの生徒がまたARを扱った授業に参加したいと答えており、「楽しかった」や「もっとARを作ってみたい」という反響もありました。
▲学生アンケートでも
「分かりやすい」という意見が9割
実際にCOCOAR(ココアル)使ってみていかがでしたか?
藤田様:簡単に登録できる点が大変助かりました!授業時間の関係で3回の授業でしか使用できませんでしたが、1か月ほど時間をかけて使っていきたいですね。
今後授業でどのようにARを使ってみたいですか?
藤田様:2年次に地域貢献イベントの企画をする授業があるのですが、そこでARを使ってみたいです。例えば、2019年度の2年生たちは八王子のプロバスケットボールチームを題材にTシャツ総選挙ということで学内でデザインを募集し、投票サイトを開設・運営してもらいました。こうした地域貢献イベントにARを活用すれば、企画の幅が広がるのではないかと考えています。
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