印刷物の受注を増やしたいからこそAR導入を検討。簡単にARが作れ、手軽にお客様へ提供できる｜クギヤ印刷株式会社様

COCOAR（ココアル）の導入を検討することになったきっかけを教えてください。

宮﨑様:もともと電子ブック作成ソフト「ActiBook」を導入しておりましたので、スターティアラボ（現：クラウドサーカス）さんとはすでに取引をしておりました。正直に申し上げると、地方での需要が少なかったのか、ActiBooｋの活用がなかなか進んでおらず、「ActiBook」をどのように活用するべきか悩んでおりました。
そんななか、スターティアラボ（現：クラウドサーカス）の営業の方から「COCOAR」をご提案いただく機会がありました。最初は、「ActiBook」の活用がうまく進んでいなかったことと、当時人的工数が割けない状況にあったことから、COCOARの導入は難しいと考えておりました。ですが、スターティアラボ（現：クラウドサーカス）の営業の方の提案を聞いているうちに、むしろCOCOARを導入したほうが、営業展開し易いのではと思い至り、導入を検討し始めました。

スターティアラボ（現：クラウドサーカス）の営業の方には、当社の営業メンバーの話を聞いていただきながら、企画書やサンプル、営業資料をご提供いただいたり、お客様へ提案した際にできた疑問やアウトを相談させていただいたりと、COCOARを導入する前から営業支援をしていただきました。
営業支援いただくなかで、印刷物と併せてCOCOARを活用できるイメージが、具体的にできるようになり、COCOARの導入を決意いたしました。

COCOAR（ココアル）導入の決め手になったポイントがありましたら教えてください。

宮﨑様:すでに導入していた「ActiBook」との連携のしやすさを考え、特に他のARサービスとは比較しませんでした。

実際にCOCOAR（ココアル）を運用してみていかがでしたか。

宮﨑様:簡単にARコンテンツを作成することができ、手軽に付加価値や話題をお客様へ提供することができるようになりました。
ただ非常に手軽ではあるのですが、アプリをDLさせる工夫が必要ですね。すでにユーザーのスマートフォンにCOCOARアプリがDLされている状態がベストだと思うので、大手の雑誌等でアプリのDL方法が取り上げられ、多くの人に認知されたらいいなと思います。

もし掲載可能な事例やCOCOAR（ココアル）の活用方法がありましたらお聞かせ願いします。

宮﨑様:
■やつしろ全国花火競技大会ポスター
全国各地の花火師が一同に集まり行われる競技花火大会が、西日本で開催されるのは八代だけです。一般的な花火大会よりも打上数が多く（1万4000発）、非常に見応えがあります。競技大会だからこその魅力を伝えるために、昨年度開催された様子をAR動画で見れるようにしました。ちなみに動画コンテンツも当社で作成いたしました。

■やつしろ白鷺城祭り
熊本県への復興の思いや、八代をもっと盛り上げたいという熱い思いが込められたイベントでした。白鷺城は本丸跡の石垣のみ現存している状態です。そこで、ARで天守閣や城門を再現しました。イベントは屋外で行われ、当日は生憎の雨にも関わらず、天守閣が再現できたことは非常に喜ばれました。

COCOAR（ココアル）を採用した結果や成果はいかがでしたか。

宮﨑様:導入から約1年間で、十数件受注することができました。
競争入札案件の際に入札要件を満たすだけではなく、ARを組み込んだ提案内容を入札することで、他社との差別化を図り、受注に至ることもありました。ARをセットに提案をすることで、印刷物の単価アップに繋がったり、受注減に少しは歯止めがかかったりしていると実感しております。

またCOCOARを導入することで、簡単な動画制作に対応できるようになりました。
以前は動画制作には対応しておりませんでしたが、スターティアラボ（現：クラウドサーカス）の営業の方に動画編集ソフトのレクチャーをしていただきました。このことをきっかけに、動画制作について学ぶ機会を設けるようになり、今では簡単な動画であれば社内で完結できるようになりました。
直接的に売上に絡むような成果ではないのですが、当社でできることの幅を広げられたのは良かったですね。