大川内様:1965年に光雅写真製版として設立、2013年に株式会社光雅となり、創業より40年続く、雑誌・カタログなどDTP全般を生業とする制作会社です。
現在は、月間30誌ほどの雑誌や漫画のデザイン・制作の仕事をメインにしておりますが、ITツールをフックに、一般企業向けのチラシ・カタログ・漫画広告の制作などに力を入れ始めています。
特に漫画広告は、長年に渡り漫画のデザイン・制作を生業にしていたノウハウを活かし、読み手が思わず読みこんでしまうような広告を制作しております。
お話いただきました大川内様
COCOAR(ココアル)の導入を検討することになったきっかけを教えてください。
大川内様:当社がデザイン・制作にて携わっている雑誌を、HPで見たスターティアラボ(現:クラウドサーカス)の営業さんから、 ご提案いただいたことが、COCOARを知るきっかけとなります。
当社はクルマ雑誌に関する仕事が多いので、
「誌面の車の写真をかざすと、実際に車が走っている動画が見れるようにしませんか?」
というような提案だったと思います。 実は当初は、当社のビジネスモデル上、出版社へARを提案してから採用されるまでの、イメージが沸かなかったため、ARの導入は厳しいと考えておりました。
ただ、出版業界が縮小していると言われているなか、当社も事業拡大していくに当たり、一般企業向けのチラシやパンフレットの仕事を獲得していきたいと考えておりました。 スターティアラボ(現:クラウドサーカス)の営業さんとお話するなかで、ARは一般企業と取引するための最初のきっかけ(フックツール)としても活用できることを知り、本格的に導入を検討し始めました。
ARを導入する際に、他のAR作成サービスを比較検討されたのでしょうか。
また、COCOARをお選びいただいた理由もお聞かせください。
大川内様:よく聞くような会社2~3社とCOCOAR(ココアル)を比較検討しました。
COCOAR(ココアル)を選んだ理由としては、
「作り放題」「価格設定の自由度」「操作の簡単さ」 の3つが挙げられます。
また、ご提案いただいた時期にちょうどARの案件があり、タイミングがよかったということも非常に大きかったですね。
光雅様が携わっている雑誌一例
COCOAR2(ココアル2)を
かざしてみました
COCOAR2(ココアル2)を
かざしてみました
ARの紹介パンフレットと提案書
実際にCOCOAR(ココアル)を使ってみていかがでしたか?
大川内様:認識も早く、誰でも操作が出来るので使いやすいです。
3Dやクロマキーコンテンツは作成したことがないので、機会があれば作成してみたいと思います。
COCOAR(ココアル)はどのように活用されているのでしょうか。
大川内様:先ほどお話したとおり、新規取引を獲得するためのフックツールとして活用しております。
ARの金額は1点1ヶ月で10,600円~と、非常に安価で提供しております。ゆくゆくは当社のメイン事業である、 チラシやカタログのデザイン制作へつながっていけば良いと考えておりますので、お客さまがご導入しやすい金額設定にしております。
「登録マーカーの上限が20個」という上位プランを、ご契約いただいている3社含め、すでに10社ほどの企業さまにご契約いただいております。
10社もご提供されているのはすごいですね!
COCOARを採用した結果や成果はいかがでしたか。
大川内様:COCOARを導入いただいた企業さまは、10社ほどとなります。提供しております金額が安価ですので、 売上としてはCOCOAR(ココアル)の導入費用の半分をペイするかな?くらいの金額です。
またCOCOAR(ココアル)導入の最大の目的である、フックツールとしても、しっかりと成果が出始めております。 はじめにARをご導入いただいた、とあるお客さまからは、すでに名刺デザインをご発注頂きましたし、その他にも2社様ほど、 ARがきっかけでデザインの案件が進行しております。このようなAR経由の売上を含めると、導入費用のペイラインまできているかもしれません。
当初の目的通りご活用いただけて大変嬉しく思います!
もし掲載可能な事例がありましたらお聞かせ願いします。
大川内様:直接契約では無い事が多いので、具体的な案件名をお伝えするのは難しいのですが、 声優のブロマイドやアニメのWEBサイト内での企画とのコラボレーション、ブライダル系のムック本、名刺などでご利用いただいています。
ARの活用方法としては、グッズの購入特典で限定動画を見せる、写真で伝わりづらい雰囲気を動画で伝える等の、動画コンテンツが多いです。
声優さんのCD購入特典のブロマイドに、ARを設定するお仕事をいただいた際、1ヶ月に2000アクセスあり、その後も継続してARのご発注を いただいています。また、ARの発注だけではなく、最近は看板やチケット制作のお仕事にもつながっています。
貴社にも貴社のお客さまにもご活用いただけているようで大変うれしく思います。
今、COCOARの導入を検討されている方やなかなか成果の出ていない方へアドバイスがあればお願いします!
大川内様::アドバイスというほどではないのですが、当社がCOCOAR(ココアル)を10社ほどへ提供できたのは、 お客さまへの周知活動を徹底的に行ったからだと思います。
当社は営業活動をする担当が、社長を含め3名しかおりません。COCOARの導入当初は、社長もARやIT分野に明るいわけではなかったのですが、 とにかく「ARの取り扱いを始めた」という周知活動をしておりました。すると、ご興味を持っていただいたお客さまから、質問を頂いたり、 詳細を提案して欲しいとリクエストいただいたりと、自然とARに関する案件ができていきました。
先ほどお話したとおり、当社はデザイン・制作を生業とする会社です。ですので、私も積極的にARの提案をしているわけではなく、 名刺交換の際に、ARを設定している名刺を交換し、自己紹介がてら見せているだけです。ここで興味をお持ちいただいた方から、どんどんARの案件につながっていきます。
お客さまへ紹介してご興味を持っていただいても、なかなか導入に至らないこともあるかと思いますが、
貴社では多くのお客さまにご導入頂いていますよね。なにか提案時に気をつけていることなどはあるのでしょうか?
大川内様::特に気をつけていることはないのですが、ARを「最新のすごい技術」という紹介の仕方ではなく、「紙の効果を高めるためにARがある」 「より効果的なPRができる」というような説明をするようにしています。
下のような図を使いながらご説明することが多いです。
COCOAR(ココアル)を活用した今後の展望があれば教えてください。
大川内様:営業担当の方から、位置情報機能を開発していることを聞きました。
最近、ファン系のお仕事をいただく事が多いので、位置情報を利用したARの活用方法をお客さまに提案していきたいです。 また、COCOARのあらゆる機能を駆使して、今まで取引のなかった官公庁やメーカーとのお付き合いも、どんどん増やしていきたいと考えています。 これからも時代の流れにあった新機能の追加を期待しています!
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